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ビジネス #鉄道最前線

「新世代の夜行列車」欧州で開発ラッシュ続く背景 スタートアップ企業から宇宙研究機関まで参戦

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Nox Mobility  客車
ドイツの新興企業Nox Mobilityが展示した新世代の夜行列車用客車。中古車を改造している(撮影:橋爪智之)
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このプロジェクトは、非常に単純な考えから始まっている。寝ている間に目的地まで運んでくれる夜行列車の旅は多くの人が望んでいるものだが、その多くは他人と個室を共にし、プライバシーはない。これでは気も休まらないし、利用客に選択肢として選んでもらえない。ならば、プライベート空間を可能な限り確保した列車を作ってしまおう、というものだ。

同社は中古客車を改造したモックアップを会場へ持ち込み、開催初日は車体全体にカバーをかけ、カウントダウンを行って2日目にカバーを外すという、商談が中心の見本市としては前代未聞の方法で発表を行い、大いに注目を集めた。車内は時間制で内見が行われたが、あっという間に予約が一杯となった。

座席は飛行機のビジネスクラス風

展示では、座席と寝台がそれぞれ公開された。「Nox Suites(ノックス・スイート)」と名付けられた座席は、一言で言えば長距離国際線のビジネスクラスに近い構造で、非常に幅の広い座席は、変形させることでフルフラットベッドに早変わりする。

Nox Suitesの座席状態。テーブル部分は後席の足元が入るスペース(撮影:橋爪智之)
【写真を見る】座った視点から見た感じは?座席状態でも足元は広い

座席周辺には荷物置き場やテーブルなどが機能的にまとめられ、電源用コンセントも設けている。サイドテーブルのように見える座席脇のテーブルは、フルフラットにした際に後席の乗客が足を入れるためのスペースだ。

Nox Suitesの寝台状態。完全なフルフラットになる(撮影:橋爪智之)
【写真を見る】完全な個室ではなく仕切りの壁は高さ1mほど。車内の様子は見通せる

フルフラットにした場合、全長は2.2mとなるため、身長が高い人でも窮屈には感じないはずだ。ただし完全な個室ではなく、扉の付いた仕切りは高さ1mほどで、航空機のビジネスクラス同様、通路から各座席を見通せる。このタイプは昼夜兼用で、日中にも座席車として運転することができ、効率的な運用が可能となる。

【写真を見る】「新世代の夜行列車」欧州で開発ラッシュ続く背景 スタートアップ企業から宇宙研究機関まで参戦(40枚)
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