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16年勤めた《グーグル》を解雇された日…朝届いたイタズラと思える1通のメールで突然職を失ったベテラン社員の告白

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グーグルをある日突然解雇された筆者の体験談(写真:ロイター/アフロ)
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「迷惑メールを送るなら、もうちょっとそれらしい内容にしなさいよ」なんて思いながら。

朝早くにかかってきた一本の電話

それからすぐ出かける準備をした。ドアを開けて家を出ようとしたまさにそのとき、携帯の着信音が鳴った。こんな朝早くにかかってくるのは、たいてい韓国からの電話だ。

「何だろう? うちの母か、それともお義母さんが体調を崩したのかしら?」という考えがまず浮かんだ。

しかし、そんな私の予想とは異なり、上司であるVP(Vice President 統括責任者)からの電話だった。

「ロイス、大丈夫ですか? 心配になって電話しました」

何のことだろうかと思った。

「会社で何かあったんですか?」と聞き返すと、上司は私よりも驚いた声で答えた。

『ロイス、グーグルをクビになる。 ~スタバ、トレジョ、リフト。1年間のバイト生活を通して1万人と出会い学んだこと~』(すばる舎)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

「メールをまだ見ていないんですか? 会社のリストラについてメールが送られたと思うんですが……残念ながらロイスのチームはなくなったんですよ」

英語は理解できても、言われた言葉の意味がわからない。「なら、さっき見たメールは迷惑メールじゃなかったってこと?」。

いったん自分は大丈夫だと答え、メールを細かく読んでみると伝えた。上司は必要なことがあればいつでも言ってくれといって電話を切った。

その10分後、もう一段階上の上司であるSVP(Senior Vice President 上席統括責任者)からのテキストメッセージも届いた。私をアメリカに連れてきた人だ。

メッセージには「とても残念なことになった。助けがいるときはいつでも連絡してほしい」という内容が書かれていた。

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