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ワクチン摂取で認知症リスクが半減!? 帯状疱疹、ヘルペスなど"潜伏ウイルス"が脳を蝕む連鎖反応を防ぐ《驚きの方法》

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体調不良で寒気を感じる若い女性のイメージ
帯状疱疹やインフルエンザといった身近なウイルスも、脳に直接ダメージを与えて認知症を引き起こすことがわかった(写真:やまたつ/PIXTA)
  • 下畑 享良 医学博士/岐阜大学大学院医学系研究科脳神経内科学分野教授

INDEX

子どもの頃にかかった「水ぼうそう」のウイルスが、数十年後の脳を萎縮させているかもしれません。実は帯状疱疹やインフルエンザといった身近なウイルスも、脳に直接ダメージを与えて認知症を引き起こすことが最新研究で突き止められました。
体内に潜んでいたウイルスが再活性化し、脳の中でどのような連鎖反応を起こすのか? そして今、医学界で最も熱い視線を集めている「ワクチン接種による認知症予防」の劇的な効果とは? 専門医が最新のエビデンスとともにわかりやすく解説します。
*本稿は『医者が教える 一生パフォーマンスする脳』(日経BP)からの抜粋記事です。

インフルエンザ、帯状疱疹も脳を傷つける

第一話を読んで、感染症と認知症の関係について、「悪いのは新型コロナウイルスだけなのか」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。新型コロナウイルスが神経炎症を引き起こすなら、インフルエンザなどほかのウイルスも影響を与えることが推測されます。

お気づきのとおり、脳に影響を及ぼすウイルスはほかにもたくさんあります。むしろ、この新型コロナウイルスの研究を通じて、ほかのウイルスにも目が向くようになったというのが実情です。

ウイルスの中には、「神経向性ウイルス」と呼ばれる一群があります。これは、神経細胞や神経組織に感染しやすい性質を持つウイルスという意味です。すべてのウイルスが脳に悪影響を及ぼすわけではありません。

神経細胞や神経組織に感染しやすい一部のウイルスが、脳にとって特に注意すべき存在なのです。具体的には、新型コロナウイルスのほかに、単純ヘルペスウイルス、帯状疱疹ウイルス、インフルエンザウイルスなどがこのグループに入ります。

いずれも私たちにとって身近なウイルスであり、単純ヘルペスウイルスや帯状疱疹ウイルスは、感染後も体内に潜伏するという特徴があります。これらのウイルスが、いったいどうやって認知症のリスクを上げるのか。研究では、5つほどの経路が考えられています。

●神経に直接感染し、傷つける  
●神経に慢性的な炎症を引き起こす 
●アミロイドベータやタウがつくられ、たまり、排出されるバランスを崩す  
●免疫反応を過剰に働かせる  
●遺伝子の働き方を変化させる  
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