ちなみに10月7日に公表された厚労省の8月の毎月勤労統計調査によると、物価変動を考慮した1人当たりの実質賃金は前年同月比で1.5%増え、8カ月連続のプラスになった。
しかし働く中高年の多くは生活が楽になったという実感はないのではないか。
「年収が物価上昇に追いついていない」50代は約8割
住友生命保険が公表した「スミセイ『わが家の台所事情アンケート』2026」(26年9月29日)によると、年収見込額が「物価上昇を上回るほど増える」と回答した人は5.1%、「物価上昇と同程度に増える」が9.5%。つまり「年収が物価上昇に追いついている」人は計14.6%にすぎない。
一方、「増えるが、物価上昇には追いついていない」23.7%、「ほとんど変わらない」38.4%、「減る」9.7%。「年収が物価上昇に追いついていない」人が71.8%にのぼっている。

しかもここでも中高年層はより深刻だ。「年収が物価上昇に追いついている人」は20代の割合が最も多く19.8%、30代は18.9%であるが、40代は15.3%、50代は10.1%と少なくなる。
逆に「年収が物価上昇に追いついていない」50代は78.9%と最も多く、続いて40代が72.2%。7~8割の中高年層は物価高で生活に苦しんでいる。


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