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保育園に送る朝は慌ただしい。
親は着替えやタオルを用意し、大量の荷物を抱えて保育園へ向かう。こうした保護者と保育士の負担を減らそうとしているのが、関東に拠点を置くナカラル株式会社だ。同社が展開する「らくらく登園® TORANOCO」は、保育園で使用する衣類などを月額制で提供するサービスである。
保育園には、シャツやズボン、肌着などをサイズ別に常備。子どもが着用した衣類は園で回収し、ナカラルが洗濯して再び届ける。家庭から着替えを持参したり、汚れた服を持ち帰って洗ったりする必要がなくなる仕組みだ。
保護者と保育士の負担を減らすこのサービスは、どのようにして生まれたのか。ナカラル株式会社の代表取締役CEO、関原勇喜(せきはら・ゆうき)さんに話を聞くと、そこには約6年間にわたり、試行錯誤を重ねてきた歩みがあった。
年収1300万円の銀行員が見つけた「育児の負担」
今では保育園着のサブスクを手がける関原さんだが、もともとは銀行員だった。2008年に三井住友銀行へ入行し、約5年間営業を経験した後、本社の人事部へ異動。採用や人事異動、人事評価などに携わった。そんな関原さんは30代半ばに、自身の仕事について考えるようになった。
「『おそらくこの先はこういうキャリアになるんだろうな』という絵がだいたい見えてきたんです。本当に、分かっている道をそのまま進んでいいのかなという物足りなさを感じ始めました」


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