それは本人の医療費だけでなく、健康保険組合の負担も減らす。将来の失明や人工透析を防ぐことにもつながり、支える家族の負担も軽くなる。
山田医師は、この食事法を「ロカボ」と名付けた。「low carbohydrate(低炭水化物)」を縮めた言葉だが、極端な制限ではなく、「緩やかな糖質制限」を意味する。
「油で太る」は完全に間違い
ロカボでは、油の摂取量に制限はない。
「油を食べると太るっていうのは、完全に間違いですね。お腹の脂は、食べる油で落とします」と山田医師は言う。
古くなった油やトランス脂肪酸といった人工的な油を避ければ、どんな油を食べても問題ないという。
バターが好きだという妻のサラさんは、「パンは小さく切って食べるから、バターと比率はほぼ一緒。パンを食べているのか、バターを食べているのかわからない」と笑顔で話す。
山田医師の好きなものは、豚バラ肉とワインとスイーツだという。取材の前日にも、自身が監修したロカボ商品のエクレアを食べたそうだ。


※ログイン後、コメント入力が可能です。