「東大生のノートって、やっぱりきれいなんですか?」
勉強法の話をしていると、よくこう聞かれます。
このイメージの源流のひとつが、『東大合格生のノートはかならず美しい』(太田あや著、2008年)です。東大に合格した人たちの受験生時代のノートを集めて分析したこの本は大きな話題となり、「東大生=ノートがきれい」というイメージを広く定着させました。「東大ノート」と呼ばれるノート商品が生まれたのも、この本の影響だと言われています。
割合としても、確かにきれいなノートを取っている人はかなり多いと思います。僕が東大生100人以上にアンケートを取ってノートの作り方を調べたときも、文頭を揃える、色は最小限にする、余白を大きく取る、といった整理されたノートを取る人が多かった。このイメージ自体は、あながち間違いではありません。
汚すぎて、人に読めない字
とはいえ、それはそれとして、です。字が汚い東大生というのも、かなり多いのです。しかも、周りの人が読めないくらいのレベルで。
僕自身もその一人で、手書きのノートを人に見せると、「これ、なんて書いてあるんですか?」と聞き返されることがあります。自分では読めるのに、不思議です。周りの東大生にも、字が汚すぎて人にノートを見せたくない、という人は少なくありません。
この傾向は、数多くの東大生の答案を見てきた予備校講師の林修先生も指摘しています。TBS系『情熱大陸』(2013年放送)に出演した際、灘高校の生徒の答案を添削しながら、林先生はこう語っています。
「灘高校の連中はホント字が汚いでしょ。……本当のトップはノートもけっこうよく分からないのも多いし、2番手のグループになると、綺麗に作るんですよね」


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