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「解読不能レベルの汚文字?」東大生のノートはきれいは本当か…彼らが"読めない字"を書く納得の理由

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ノートを書く人物
東大生の字の汚さには、インプットのコツが表れています(写真:webweb/PIXTA)
  • 西岡 壱誠 一般財団法人ドラゴン桜財団代表理事・ドラゴン桜2編集担当
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もちろん、東大生が手書きのものすべてを汚くしているわけではありません。

実際には、「後から見返すためのノート」と「書き留めるためのメモ」を使い分けている人が多いのです。

後から見返すためのノート──授業の内容を整理し直したり、テスト前に読み返したりするためのノート──は、比較的きれいに取ります。書き方が統一され、構造化されている。後で読み返すことを想定しているぶん、そこは丁寧に作る。

一方、書き留めるためのメモは、パパッと。思ったことをそのまま落とし込む。だから速く、汚く、だけどアウトプットまでのスピードが早い。

たとえば授業なら、話を聞きながら気になったことを、まずノートの余白にメモる。講義の後に、そのメモを見返しながら、内容を整理し直したノートを作る。テスト前には、そのノートを読み返して、自分の言葉で書き出してみる。きれいなノートは、この流れの「後半」だけを切り取って見ているにすぎません。

きれいなノートを見て、「自分もこういうノートを取りたい」と思う人は多いと思いますが、順番としては逆です。まずは、汚くていいから、思ったことをパパッと書き留める。その書き留めたものを、後で整理して、きれいなノートに仕上げる。きれいなノートは、汚いメモがたっぷり溜まった「後」に生まれるものなのです。

きれいなノートより、思い付いたら書く

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最初の疑問「東大生のノートってきれいなんですか?」という質問への答えは、「きれいなノートを取る人は多いが、字が汚い人も多い。そして字が汚いことには、ちゃんと理由がある」となります。

そして僕は、この使い分けこそが、東大生のインプットのコツだと考えています。

情報が入ってきたら、まず書く。判断は後回しでいい。まとめるのはその後でいい。きれいにするのはもっと後でいい。とにかく、思い付いたら紙に書く。人間は、書いて初めて、考えたことになります。

もし「ノートをきれいに取れない自分はダメだ」と思っている人がいたら、試してほしいのは、ノートをきれいにすることではありません。書き留めるためのメモを1冊用意することです。丁寧に書かなくていい。読み返すつもりがなくてもいい。浮かんだことを、そのまま大きく書く。

アウトプットのハードルを、ここまで下げてみてください。東大生の字が汚いのは、怠けているからではなく、考えるスピードで書いているからです。

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