日本で大ブームを巻き起こしているちいかわは、中国語圏では「吉伊卡哇」と呼ばれ、中国の若者の間でも人気を集めている。学生や若い社会人をはじめ、アニメ文化を好む人々を中心に幅広く支持されているのだ。
日本では2022年にテレビアニメの放送が始まり、作品の知名度が上昇。画像や短い動画、チャット用のスタンプなどを通じて、海外にも広がる土台ができた。
そんななかで中国で「ちいかわ」の人気が高まり始めたのは、23年ごろとみられる。中国のSNSやチャット用スタンプ、アニメ・漫画ファンのコミュニティーなどで注目を集めるようになった。日本旅行や代行購入、越境ECを通じて、関連グッズを手に入れる若者も増えていった。
上海ポップアップではグッズ爆売れ
転機となったのは24年3月29日。上海に「ちいかわ」と名創優品(MINISO)のコラボによる公式ポップアップストアがオープンした。現地報道によると、初日から3日間の売上高は約800万元(約1億9000万円)に達し、店の前にできた長蛇の列も大きな話題となった。
同年夏以降は成都など他の都市にも関連イベントが広がり、ぬいぐるみやキーホルダー、文房具などが人気を集めた。今年9月には上海でラーメン店「ちいかわラーメン豚」がプレオープンした。
ちいかわはアニメの枠を超え、スタンプや動画、ファッション、グッズなどを通じて、中国の若者の日常生活に浸透している。
前述のとおり、中国では小紅書(RED、中国版インスタグラム)、微博、抖音(中国版TikTok)、Bilibili、WeChatなどのSNSを通じて、ちいかわの表情を使ったスタンプや画像が広まった。


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