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「最高月収600万」から1189円の万引き犯に…「我が家・杉山氏」の転落を《芸人の貧困のせい》と呼べない決定的な理由

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夏には「低カリウム性ミオパチー」と診断され、テレビ出演を見送っていた杉山裕之さん
  • 木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者
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ここ数年、「賞レースの序盤で敗退してしまう」「自分より面白い先輩たちも全然売れない」「ベテラン・中堅が衰えずテレビや劇場のポジションが埋まっている」「同じ事務所だけでなく業界全体の上下関係が厳しくて疲れた」「やっぱり結婚したいし、子どもがほしい」など、芸人をやめたさまざまな理由を聞いてきました。

「劇場に立てない」「バイト収入も危うい」というコロナ禍を経たことで、冷静に見切りをつける人が一時的に増えたのか。それとも各芸能事務所の芸人養成スクールが多すぎて芸人が増えすぎたからなのか。理由は1つではなさそうですが、「自分もいつか売れる」と思えない人が以前よりも増えたことは確かなのでしょう。

経済面に目を向けて支えを確保する人、深く考えずに延命する人、あまり期待しすぎずに賞レースに挑み続ける人、自分で見切りをつける準備ができている人……芸人の中にもさまざまなスタンスの人がいるのはいかにも多様性の時代らしいように見えます。

ネタ以外の活動が少なく、ネタを書いている芸人が「最もシリアス」

その意味で必ずしも“売れない芸人=極貧の苦しい日々”という見方があてはまりにくくなっているのかもしれません。さらにコンビ間でも「ネタ以外の活動が多い・少ない」「ネタを書いている・書いていない」などの違いで貧困のシリアスさは異なるのでしょう。

ちなみに筆者が取材した感覚としては「ネタ以外の活動が少なく、ネタを書いている芸人が最もシリアス」で「ネタ以外の活動が多く、ネタを書いていない芸人が最も鈍感」なように見えます。

次に、芸人の個人事業主としての体調不良リスクですが、これは会社員でも変わらないと見るのが自然でしょう。筆者は悩み相談のコンサルタントとしてクリエイター、士業、タレントなどから何度かこの相談を受けましたが、その際は次の4つをアドバイスしています。

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