有料会員登録
ライフ

エリートが「新卒プレミアム」をコンサルに捧げる時代が終わるワケ――銀行でも広告代理店でもない次世代の"人気業界"

8分で読める
面接会場
盤石に思われたコンサル人気ですが、筆者はその時代も終わりに差し掛かったといいます (写真:Graphs / PIXTA)
2/4 PAGES
3/4 PAGES

成長できるからコンサルだったはずなのに「成長の場」がなくなる。場合によっては採用も減るかもしれない。そうしたときに、いまのコンサル人気がそのまま維持されるとは思えない。

では、「コンサル後」の就職人気はどこに移るのか。

結論から言えば、コンサルに代わってランキングを塗り替えそうな業界は見当たらない。それぞれの業界に人気になる理由はあるが、劇的にランキングを変える力はなさそうである。

これは、日本経済の混迷がもたらしているようにも思える。かつては時代ごとに、学生が一斉に向かう先があった。バブル期の金融。そして現在のコンサル。時代の『正解』とされた業界が憧れの対象になっていた。だが、いま国内にランキング上位を塗り替えるほどの勢いを持つ成長産業は見当たらない。

それでも、これから人気を集めそうな業界には、いくつかの特徴があるように思う。AI時代にも価値を持つと思われる仕事軸から、人気を集め得る仕事を想像した。

これから人気を集め得る職業とは?

①投資会社
——ポストコンサル時代のエース格だが、数が少ない

投資銀行、PE・VC、商社の投資機能といった投資会社は、AIにはできない「判断」を迫られる仕事だ。年収レンジもコンサルを大きく上回り、投資先の経営者ポジションに入ったりと、ポストコンサルの選択肢としても憧れを持って見られている。

だが、これらの仕事はポジションが圧倒的に少ない。したがって、PEやVCという形そのものではランキング上位に現れないだろう。

②業務系・伴走系・常駐系コンサル
——ランキング上位に残るが、今ほどの人気は保てない

業務系、伴走系、常駐系のコンサルは、AIが立ち入れない現場の混沌・利害調整・実装を担う仕事だ。AIは人間の思考を代替する。したがって、より「思考」への依存が大きい戦略系コンサルはAIに食われやすい。

一方、現場に深く入り込む業務系、伴走型、常駐系のコンサルは代替されにくい。実際、ベイカレントやベイカレントクローンと呼ばれる伴走系・常駐系のコンサルが近年急成長している。こうしたファームはこれまで通り、ランキング上位に現れてくるだろう。

だが、これまで学生の憧れの最上位にあるのは戦略コンサルだった。その戦略コンサルが没落し、コンサルがスマートなものから泥くさいものへと変化したとき、いまほどの人気は保てないのではないかと推測する。

4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数