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エリートが「新卒プレミアム」をコンサルに捧げる時代が終わるワケ――銀行でも広告代理店でもない次世代の"人気業界"

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盤石に思われたコンサル人気ですが、筆者はその時代も終わりに差し掛かったといいます (写真:Graphs / PIXTA)
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③メガベンチャー、スタートアップ企業
——人気は高まるが、上位には現れない

メガベンチャーやスタートアップ企業は、意思決定の速さ、裁量の大きさ、経営陣との距離の近さで、コンサルや大企業を大きく上回る。自分の「判断」が即座に事業に反映され、「裁量」が大きい。「経営者になりたい」「事業を自分の手でつくりたい」という志向であれば、最も魅力的な選択肢となる。だが、採用数が少なく、ランキング上位に来るには規模が足りない。

④総合商社、デベロッパーなどの人気JTC
——今までどおり、ランキング上位に居座る

前述のランキングで変わらず上位にいる面々がいる。総合商社やデベロッパーなどである。実際、三菱商事が3位、住友商事4位となっている。

ワンキャリアはこの動きを、「攻めの安定」と名づけている。単なる現状維持の安定ではなく、「確かな土台の上で若手のうちから挑戦できる、自分の市場価値を高められる環境か」を学生が見極めている、という分析だ。

つまり、こうした会社は、リアルな現場のある事業を動かしているのであり、AI時代にも「育つ場」がある。したがって、AI時代において「若手が打席に立つ」環境は、成長の場が消えつつあるコンサルより、恵まれている可能性がある。

「勝ち組」がいなくなる時代

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明確な「勝ち組」がいなくなったとき、人々の「キャリア」観はどう変化するのか。

方向感が失われる中で、たとえば、逃避的な安定志向が強まり、JTCへの揺り戻しなどが見られるかもしれない。

その一方で、もうひとつ想像されるのが、わかりやすい「勝ち」が見えづらくなるほど、キャリア形成は自由になるということだ。

これまでは、外から与えられる価値——ステータス、高い給与——や外からの評価——人材市場における自分の市場価値を高めること——がキャリアに大きな影響を与えてきた。ランキングはその代表であり、人々は「どこが強いか」に左右されてきた。だが、その序列が失われたとき、最後に残るのは「自分にとって何が価値か」という問いになる。

人材市場で自分の市場価値を中長期で高め、維持するためには、自分の一生の仕事(私はこれを「終の住処」と呼んでいる)を定めることだ。これを他人が作ったランキングではなく、自分で決める。「コンサル人気」後の方向感の失われた世界に、人々が自分のキャリアを見つめ直し、自分が納得のいく「終の住処」を探せる時代が来るかもしれない。

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