まず、5つのフェーズを簡単に紹介しておきます。
1つ目は「単純化」。無数のやるべきことの中から本当に効く一点を見つけ、そこに集中して突破するフェーズです。
2つ目は「堆積化」。その一点を意識しなくてもできるようにし、空いた余力で次の一手を積み上げていきます。
3つ目は「深層化」。積み上げが効かなくなり、正しいことをしたはずなのに事態が悪化する。そこで初めて、世界を複雑なシステムとして捉え直すようになります。
4つ目は「生態化」。自分の力ですべてをコントロールしようとすることを手放し、自分もまた大きな流れの一部なのだと知って、その流れと付き合うようになります。
そして5つ目の「統合化」は、ここまでの4つのフェーズを状況に応じて行き来できる実践知のことです。
成長には年月が必要なのか?
こう並べると、いかにも長い年月を要する道のりに見えます。
若い頃は人生を単純化して自己中心的に見ていたが、歳をとるにつれて人生というのは複雑で、多くの人の縁の中で生きてきたことに気づく、というように。
ところが、身近な場面に当てはめてみると、印象はずいぶん変わります。


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