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更年期に「不調を感じる」人がやりがちなNG行動…身体心理学者が明かす"身体を修復する"オキシトシンが増えない理由

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談笑する人物
オキシトシンは、驚くほど広範な効果を持っています(写真:A_Team/PIXTA)
  • 山口 創 桜美林大学教授、臨床発達心理士
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■オキシトシンは血液を流し、心臓を守る

健康診断のたびに「血圧が少し高めですね」と言われるようになった、という方は少なくありません。特に更年期以降の女性に、血圧の上昇は起きやすくなります。

薬や食事制限を考える前に、1つだけ教えてください。最近、誰かとゆっくり話しましたか。

オキシトシンは血管を広げ、血流を良くします。ストレスホルモンであるコルチゾールを下げ、血圧を穏やかに保つ働きもあります。長年の友人と2時間おしゃべりしたあと、なぜかすっきりした気持ちになるのは、単に気持ちの問題ではありません。血管の中でも、同じ「ゆるみ」が起きているのです。

乱れた自律神経を整えてくれる

■オキシトシンは更年期の身体を守る

夜中に突然、顔が熱くなって目が覚める。朝、鏡を見たら昨日よりなんだか老けた気がする。理由もなくイライラして、あとから自己嫌悪になる。

更年期の症状は、まるで身体の裏切りのように感じることがあります。長年うまくやってきた自分の身体が、突然別の生き物になったように思える。そのとたんに孤独感が増す、という方もいます。

でも、オキシトシンはこの時期の身体に、特別な働きをしています。乱れた自律神経を整え、過剰になった交感神経を鎮める。まるで、嵐の中で小舟を安定させるアンカーのような役割です。

そして興味深いことに、オキシトシンは「頑張ること」では増えません。誰かに優しくされること、温かいものに触れること、信頼できる人と一緒にいること。更年期こそ、1人で抱え込まず、ぬくもりの中に身を置く時間を意識的に作ることが、そのまま身体の薬になるのです。

■オキシトシンは乳がんから身体を守る

「乳がん検診、ちゃんと行ってますか」。市役所からの案内が来るたびに、「そのうち行かなきゃ」と思いながら先延ばしにしてしまうといった経験がある方も多いのではないでしょうか。

もちろん検診は大切です。でも同時に、日常の中にもがんを遠ざける力があることが、さまざまな研究によりわかってきています。

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