2026年、世界の半導体パッケージング・テスト業界では、かつてない規模の設備投資競争が繰り広げられている。
ASE、アムコー・テクノロジー、力成科技、長電科技、通富微電子、京元電子の6大OSAT(半導体後工程受託企業)は、今年の設備投資額が合計で約190億ドル(約3兆円)に達する見通しだ。このうち、世界最大のOSATグループであるASEホールディングス1社だけで105億ドル(約1兆6600億円)を超える巨額の投資を計画しており、群を抜いている。
京元電子に至っては、今年の設備投資額が15億7000万ドル(約2480億円)に達する見込みで、前年1年間の売上高11億ドル(約1750億円)を上回る規模となる。さらにTSMCを加えると金額は一段と膨らむ。TSMCは総額60億~128億ドル(約9500億~2兆円)をパッケージングやテスト、フォトマスクなどの分野に投じる見通しだ。今年、これらの企業が半導体後工程に投じる金額は、合計で1兆台湾ドル(5兆円)近くに達する計算になる。
こうした設備投資の大半を後押ししているのがAIだ。AI半導体とパッケージが大型化するにつれ、パッケージング・テスト工程の重要性がかつてないほど高まっている。半導体後工程市場も空前の活況を呈しており、台湾の半導体後工程産業だけでも生産額は9000億台湾ドル(4.5兆円)を超えると予想されている。世界の半導体後工程市場も、毎年プラス成長を続けている。
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