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キャリア・教育

「SNSで攻撃的な日本人」が目立つ本当の理由 「相手の"一文"だけ見て怒る人」に共通する欠点は?

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スマホを見る人物
SNSで誰かを不用意に「敵」にしてしまうのを避けるには(写真:Peak River/PIXTA)
  • 市野瀬 早織 元渋谷教育学園渋谷中学高等学校 国語科専任教諭 市野瀬教育研究所 所長
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東大合格を手にするような子どもたちに、私は「多角読み」という読み方を紹介していました。

同じ文章でも、見る角度を変えると、気づくことや感じることが変わります。

例えば、相手の意見に反対だと感じたときに、すぐに「間違っている」と結論づけるのではなく、

「なぜ、この人はこう考えたのだろう」
「どんな経験や立場から、この意見が出てきたのだろう」
「自分とは違う前提に立っている可能性はないだろうか」

と、少し角度を変えて読んでみる。

「理解すること」と「賛成すること」は別です。

相手の主張を正確に理解したうえで、「それでも私は違うと思う」と判断することはできます。そのほうが議論も深くなるはずです。

「ひとつの角度」だけから文章を見ない

SNSでは、相手の顔も声も見えません。だから文章の一部だけを見て、「この人はこういう人だ」と決めつけてしまうことがあります。

しかし、強い言葉を返す前に、もう一度だけ文章を見直してみてほしいのです。

・相手は実際に何と書いているのか
・なぜそう言っているのか
・自分が勝手に補ってしまった意味はないか
・別の角度から読めないか

こうして文章を丁寧に読むことは、国語のテストで点数を取るためだけの技術ではありません。仕事でメールの意図を取り違えないためにも、会議で相手の主張を正確につかむためにも、ニュースやSNSの情報を判断するためにも使うことができます。

私が『東大合格者が身につけた 一生使える「読み方スキル」』で解説したのも、まさにこうした「日常で使える読解力」です。

書いてあることを正確につかみ、自分の解釈と切り分け、相手がなぜそう言っているのかまで考える。

そうした読み方を身につけることは、SNSで誰かを不用意に「敵」にしてしまうのを避けるためにも、役立つのではないでしょうか。

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