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11月3日のアメリカ中間選挙まで40日と迫った9月24日。首都ワシントンD.C.でドラマが大きく動いた。第2次トランプ政権下で3回目となる米中首脳会談がホワイトハウスで行われたのだ。
支持率の低迷を背景に、議会上下両院の多数派維持で窮地に立つドナルド・トランプ大統領にとって、この会談は有権者へ「外交・経済的成果」を誇示できる文字通り絶好の舞台だった。はたしてこの歴史的な会談はトランプ大統領の政治的思惑どおりに運んだのか。
極めて異例の2つの外交儀礼を踏んだトランプ大統領
首脳会談の前日、中国の習近平国家主席夫妻を乗せた政府専用機が、アメリカの首都近郊の空軍基地に滑り込んだ。タラップをゆっくりと降りてくる習主席夫妻。地上で待ち構えていたのは、ほかでもないトランプ大統領夫妻だった。満面の笑みを浮かべた両首脳が固い握手を交わした瞬間、今年2回目となる米中首脳外交の幕が上がった。
アメリカの大統領が、外国首脳の基地到着を自ら出迎えるのは極めて異例のプロトコル(外交儀礼)だ。始まりの瞬間から、トランプ大統領がいかに中国を「厚遇」し、この会談の成功を演出したがっていたかが浮き彫りになった。その後、両国の国歌が演奏される。アメリカ国歌の終盤、上空をB1爆撃機2機が轟音とともに通過した。その激しさは、敬礼していたトランプ大統領が顔をしかめ、機体を振り返るほどだった。
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