シュールマンは、スポーツカーのデザインの経験が非常に豊富なので、そのノウハウを持ち込んでもらって、そしてポルシェンのデザイン部門にも本当に優秀なチームメンバーが揃っていますので、今後、私たちが世に送り出したクルマを見ていただくと、連携がうまく成功していることがわかっていただけるんじゃないかなと思います。
――次期型718(ボクスター&ケイマン)はBEVになると公表されています。正式発表が延期になっているようですが、開発はいまどのような段階にあるのでしょうか。
モーザー:718は電動化しても、718らしさは決して失われません。ポルシェの2ドアスポーツカーの本質を忠実に守り続けることをお約束します。可能な限り軽量化を図り、俊敏性を高め、とにかく特別なものにするためにいろんなことやっています。デザインもまさにポルシェのスポーツカーそのものになったと自負しています。開発は今まさに完成にむけて大詰めの段階にありますので、最終的にどうなるのかもう少しお待ちいただければと思います。
開発責任者が語る、911を購入するベストな選択肢
――最後に911のおすすめのモデルを教えてください。
モーザー:私がポルシェに入社したのが1996年だったのですが、そのときに乗っていたのが993でした。白のボディの2輪駆動で、今でもこのモデルに対しては特別な思い入れがあります。それから、友人や知り合いから911を購入するならどれがオススメなのとよく聞かれるのですが、そのときに私はいつも2つのモデルを挙げています。
1つが「GTS」です。これはもうパッケージが素晴らしい。パフォーマンスも素晴らしいし、スペック的にもすごいし、あと運転時の挙動もサウンドも素晴らしい。完璧なパッケージです。
2つ目は「カレラT」。これは6速のマニュアルトランスミッションなのですが、本当に走る楽しみを味わいたい方、ピュアな、純粋な911を楽しみたい方におすすめしています。もう少しお金を払ってもいいというのであれば、GT3はもちろんオススメですが(笑)。
マニュアルトランスミッションと自然吸気エンジンの組み合わせは、私個人の意見としては911にとって最高の組み合わせです。いま北米ではカレラSにもマニュアルトランスミッションを搭載したモデルを発売しました。これらが最後のマニュアルトランスミッションではありません。これからもマニュアルトランスミッションは残しますし、今後も提供していくつもりです。


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