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都心部を中心に、バブルとも表現したくなるほどの不動産市場が過熱し、住まいを購入する選択肢のハードルは上がるばかり。一方各地で処分に困る「空き家問題」や「実家問題」が深刻化しています。
本連載では、そんな実家を魅力的な使い道で再生させた事例をピックアップ。第1回は、祖母が暮らした古い団地を孫が買い取り、QOL爆上がりの住まいに再生させたストーリーをお届けします。
東京郊外の団地に誕生した、とことん非日常な白昼夢的空間
東京のターミナル駅から電車に乗って30分ほど。到着したのは、生活に欠かせないショップと、ちょっとワクワクするような飲食店などがほどよく集まる、大きすぎも小さすぎもしない郊外の駅です。休日の午後をのんびりと過ごす老若男女が行き交っています。
駅から歩いて10分足らず。見えてきたのは、どこか懐かしい佇まいの団地。ゆったりとした敷地で周囲には緑豊かな樹木が。だれもが見覚えのありそうな、郊外の穏やかな原風景。しかし、エレベーターを上り、その1戸の扉を開いたら、広がっていたのは完全に「非日常」な空間でした。


