――サイバー攻撃によるシステム障害の発生から1年が経ちました。決算開示が5カ月遅延するなどもあり、業績に与える影響がもっと大きくなるのではと感じていました。
正直なところ、影響としては一定の範囲に抑えられたなという印象だ。厳しい状況の中にありながら、望外にも回復は十分に可能であるという範囲に、収めることができたと考えている。
この1年は大変な時期だったが、本当に経営者冥利に尽きる、ある意味いい経験をさせていただいた。アサヒの商品やサービスがいかに消費者に愛されていたか、得意先や取引先に支えられていたのか、そして社員がいかに頼もしいかということを実感した。
一方で、商品の供給が滞ったことでお客様や取引先にも大変な迷惑と苦労をおかけしたことは事実だ。業績が影響を受けたことで株主や資本市場をはじめとした、すべてのステークホルダーに迷惑をおかけしたことは、決して忘れてはいけない。
――システム障害の発生から数日間は商品の出荷がストップしました。サイバー攻撃の知らせを受けた直後、勝木社長自身はどのように動いたのでしょうか?
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