11年ぶりの土日祝日5連休となった今年のシルバーウィークは、首都圏を中心に雨が続き、全体の交通量は予想よりも少なかった。しかし、特定の日に交通が集中し、思わぬ大渋滞が引き起こされた区間もある。
次のシルバーウィークの5連休は2032年。その参考になるかどうかわからないが、今回の渋滞の状況を詳しく見ておきたい。
NEXCOの渋滞表示は「区間ごと」だから
シルバーウィーク5連休の4日目となる9月22日(火)、夕方午後6時ごろ。NEXCO東日本の交通情報サイト「ドラぷら」を見ていた筆者は、その混雑ぶりに目を見張った。
「三芳PA」(埼玉県三芳町)付近を先頭にした関越道(上り)の渋滞が、「本庄児玉IC」付近まで延びて53.0kmの表示。事前にNEXCO各社が発表した渋滞予測では、22日午後5時ごろに「坂戸西スマートIC」を先頭とした40kmの予測だったので、それを10km以上も上回った。
しかし、本当の驚きはそこではない。渋滞予測はあくまで「連続した」渋滞で、途中、数km開いて渋滞が2区間に分かれれば、それぞれ別の渋滞とカウントされる。
そこで、この時間の関越道(上り)と、それにつながる上信越道(上り)の道路状況を見てみると、上信越道「碓氷軽井沢IC」付近で24km、「富岡IC」付近で9km、上信越道と関越道が合流する「藤岡JCT」付近で2kmの渋滞が2カ所、そして53kmの長い渋滞の先も「新座料金所」付近で7kmとなっていた。それらを合計すると、なんと97kmにもなる。
つまり、軽井沢から東京「練馬IC」に帰るまでに53kmの渋滞だけではなく、その倍近い渋滞をくぐり抜けないとたどり着けないという状況だったのだ。「碓氷軽井沢IC~大泉JCT断続渋滞97km」とでも表示したほうが実態に近いという、最近ではほとんど見たことがない絶望的な長さである。


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