軽井沢オープンドアスクールでは、学びの多様化学校コースの10:30〜14:00の「マイタイム」は、学校を生徒自身の居場所と感じられるよう、気持ちを落ち着ける時間に使われる。14:00〜14:40の「マイプランタイム①」では、学習計画立案や自習、教員に相談をする時間となる。
そして、15:30〜20:25の授業時間は、学びの多様化学校コースの生徒と夜間中学コースの生徒が、ともに学ぶことのできる時間となる。生徒たちは自身のコンディションや状況に合わせて授業に参加するため、多様な学び方が出てくることが想定される。
例えば、朝の活動が難しい起立性調節障害の生徒は午後から夜間中学の生徒とともに学び、他の生徒がいる中での学習が難しい場合には別室で個別に学ぶこともできる。また、オンラインで授業を受けられるよう整備を進める予定もあるという。
多様性の中で“比較されない”価値
軽井沢オープンドアスクールにはどういった狙いがあるのだろうか。軽井沢町の宮本隆教育長はこう語る。
「軽井沢町は全国と同様に不登校の児童・生徒数が増えており、また2020年の国勢調査の結果から最終学歴が小学校卒の方や外国籍の方の人数が相対的に多いことがわかっていました。24年に長野県で信州オープンドアスクール(仮称)創造会議が進められ、そこでの議論が町長の理念とも合致したため、創設に手を挙げました。
軽井沢オープンドアスクールは、さまざまな年齢や経験、価値観を持った人がともに学ぶ場となります。不登校の子どもたちの中には、同質の環境の中で同調圧力を感じ、学校に足が向きにくくなった子も少なくありません。そういった同質性から子どもたちを解放し、多様性の中で比較されることなく学べるようになるのは、大きなメリットだと考えています」


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