SNSでくせ毛の発信を始めたときは、否定的な意見が多かった。それに対し、リンさんは「それだけ傷ついているんだと思います」と共感を寄せた。
他人から言われた何気ない一言に、日々目にするプロモーションの言葉に、時には目に見えない社会的な圧力に苦しんできた人々。Curly Meが支持を得ているのは、単に商品力だけではなく、そういった傷ついた心に寄り添い、ともに歩もうとする姿勢が見えるからなのかもしれない。
「鏡を見てきれいだと思ったことがなかったけど…」
あるとき、「50年間、鏡を見て自分がきれいだと思ったことがなかったけど、くせ毛を活かし始めてやっと、私かわいいかもって思えました」というメッセージを受け取った。他にも、リンさんのもとには「人生が変わりました」というDMや手紙が届く。
たかが髪、されど髪なのだ。髪は顔に近く、毎日鏡で見るものだからこそ、自信にもつながることをリンさんは実感している。
「ネガティブから0じゃなくて、プラスになるって、他にあまりないことだと思います。それって、すごいジャンプじゃないですか。だから、やる意味がある活動なんじゃないかなって思っています」
リンさんは現在妊娠中で、愛おしそうに大きくなったお腹を撫でた。生まれてくる子どもの髪の毛がくるくるでも、ダメと言われない社会になることを願って。


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