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ライフ #再開発されない街

「ニコタマみたいなタワマンは皆無」「しかし邸宅が多数存在」…世田谷区内でも実は「隠れた高級住宅地」の街の実態

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難読駅名としてよく耳にする「九品仏」はどのような街なのか?
難読駅名としてよく耳にする「九品仏」はどのような街なのか?(写真:筆者撮影)
  • 坪川 うた ショッピングセンター研究家・ライター

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昔からの商店街、昭和の趣を残す家屋、狭く入り組んだ路地……さまざまな再開発が進む東京だが、中には再開発されないままの街もある。
タワマンや高層オフィス、大きな商業施設が生まれない街には、どんな理由があるのか――。ライター・坪川うたさんが、緻密なリサーチとフィールドワークで送る連載。第11回は「九品仏」を取り上げる。

商店が軒を連ねる

世田谷区にある九品仏駅。「くほんぶつ」と読む。難読駅名として取り上げられるからか聞いたことはあるものの、よく知らない。そんな「九品仏」はどんな街なのか、歩いてみた。

大岡山で東急大井町線に乗り換え、九品仏へ向かう。自由が丘を過ぎ、次かと思っていたら「次は、二子玉川」と聞こえてきた。うっかり急行に乗ってしまったらしい。

せっかくなので二子玉川駅で降りてみたら、連休中とあってファミリーや若者であふれている。駅構内は人が多すぎて、ちょっと嫌気がさしてしまうほどの混雑だ。

にぎわう連休中の二子玉川駅前(写真:筆者撮影)

今度こそしっかり確認して各停の電車に乗る。車窓から二子玉川ライズのタワマン群を眺め、わずか10分足らずで九品仏駅に到着した。

電車を降りると、ホームの目の前に建っている戸建てが目に入った。建物の背が低く、先ほどとまったく違う景色が広がっている。改札口を出るとすぐ踏切があり、「カンカン」と響いたので慌てて線路の外に出た。

改札口の目の前に踏切がある。駅舎は随分こぢんまりとしている(写真:筆者撮影)

駅前には九品仏商店会と書かれた街路灯が立ち、スーパーや飲食店、おしゃれな洋菓子店、カフェ、薬局などが並ぶ商店街が真っすぐ続いている。タバコ屋を併設した精肉店や酒屋もある。建物はだいたい2〜3階建て、高くても5階程度だ。

【写真を見る】「ニコタマみたいなタワマンは皆無」「しかし邸宅が多数存在」…世田谷区内でも実は「隠れた高級住宅地」の街の実態(23枚)
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