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ライフ #再開発されない街

「免許ブームで大繁盛も衰退」「漁業権も手放し活気消滅」…免許持つ都民がうっすら知る街・鮫洲の"意外と栄枯盛衰"な歴史

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鮫洲
品川区の鮫洲はなぜ再開発されないのか?(写真:筆者撮影)
  • 坪川 うた ショッピングセンター研究家・ライター

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昔からの商店街、昭和の趣を残す家屋、狭く入り組んだ路地……さまざまな再開発が進む東京だが、中には再開発されないままの街もある。
タワマンや高層オフィス、大きな商業施設が生まれない街には、どんな理由があるのか――。ライター・坪川うたさんが、緻密なリサーチとフィールドワークで送る連載。第10回は「鮫洲」を取り上げる。

多くの都民が、鮫洲と言えば運転免許試験場を思い浮かべるだろう。前編では、試験場だけでない鮫洲駅周辺の歴史と現状を伝えた。

かつては猟師町であり、埋め立てとともに運転免許試験場の街に印象を変えていった。旧東海道沿いに低層の商店街が並び、どこか懐かしさを覚える街である。

鮫洲に行く多くの人にとって目的地となる「鮫洲運転免許試験場」(写真:筆者撮影)
旧東海道の鮫洲商店街の様子。チェーン店は少なく、個性ある商店や年季の入った建物が点在する(写真:筆者撮影)

そんな鮫洲から歩いて10分少しの大井町駅周辺では、複数の市街地再開発事業が行われ、大型商業施設やタワマンが建ち並んでいる。

隣り合う街は、なぜここまで違う景色を形成することになったのか――。大井町との違いから、鮫洲が再開発されない理由を紐といていく。

再開発フックが作用したか

1つ目の違いは、再開発フックの作用の有無である。

再開発においては、公共施設の更新や都市計画道路の整備、大規模な敷地の土地利用転換などがフックとなる。

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