多くの都民が、鮫洲と言えば運転免許試験場を思い浮かべるだろう。前編では、試験場だけでない鮫洲駅周辺の歴史と現状を伝えた。
かつては猟師町であり、埋め立てとともに運転免許試験場の街に印象を変えていった。旧東海道沿いに低層の商店街が並び、どこか懐かしさを覚える街である。
そんな鮫洲から歩いて10分少しの大井町駅周辺では、複数の市街地再開発事業が行われ、大型商業施設やタワマンが建ち並んでいる。
隣り合う街は、なぜここまで違う景色を形成することになったのか――。大井町との違いから、鮫洲が再開発されない理由を紐といていく。
再開発フックが作用したか
1つ目の違いは、再開発フックの作用の有無である。
再開発においては、公共施設の更新や都市計画道路の整備、大規模な敷地の土地利用転換などがフックとなる。


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