そして、その批判の声は猪俣本人をターゲットにしたものだけではない。オーディションプロジェクトの失敗を断言するものや、猪俣を選んだメンバー3人への攻撃や責任を問うものもある。特に、オーディション自体の発案者でもある菊池風磨に対する批判には目に余るものがある。
timeleszはオーディション時に「仲間探し」、増員後は「家族」といったキーワードを押し出していたため、グループに一体感があった。
実際、25年に篠塚大輝が情報番組での言動によって炎上した際にも、メンバーの連名で「個人の問題としてのみならず、timeleszとしてのことと捉えております」「当人はもとよりグループとして深く反省」とコメントを出していたため、新メンバーの過失をグループで負うような部分もあった。
ただ、それは、新メンバーをグループ全体で守るという優しさの意味もあったはずだ。
今回は、逮捕というより深刻な不祥事に際しても、批判の声は彼らのその一体感や優しさを急所としてつくようなものもあり、連帯責任を問うかのようでもある。「タイプロやっぱり失敗だったね」「一般人を入れた弊害」といった声は、オーディション時からたまっていた不満を、ここぞとばかりにSNS上に爆発させているかのようだ。
オーディションブームで誕生した「新生timelesz」と「HANA」
とはいえ、後述するが、オーディションを通してもその人物のすべての面を見抜くことは困難であり、3人をバッシングするコメントは行き過ぎのように思える。
そして、その是非は置いておいても、このような“審査員を務めたタレント”をバッシングする声が上がってしまうこと自体が、オーディション番組が持つリスクをあらわにしたと言ってもいいだろう。


※ログイン後、コメント入力が可能です。