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ライフ #カラスに蹴られるその日まで

"カラスの裁判"どころか…「アンタ、どこ中?」ヤンキーさながらのカラスの喧嘩、集団でフルボッコにする衝撃の結末

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カラスの喧嘩
「カラスの裁判」と呼ばれる一見知的な状況も、実態はヤンキー顔負けの喧嘩なのです(イラスト:タナカケンイチロウ)
  • 松原 始 動物行動学者、東京大学総合研究博物館・特任准教授
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カラスの力比べはなかなか面白い。

まず、両者が胸を張り、傲然と顔を上げて、真正面から歩み寄る。ついで、一方が向きを変え、肩をそびやかしたまま並んで歩き始める。それからドンと肩をぶつける。やられた方もぶつけ返す。さらに、脚を伸ばして相手の脚を引っ掛けようとする。

言いたくないが、やることがとことんヤンキー気質なのだ。

どうやって勝敗が決するのか?

人間と違ってくるのはここからだ。

指相撲ならぬ脚相撲のように、相手の脚を抑えようと蹴り合った挙句、足をにぎり合う。握手ではなく”握足”。

そのまま、無言の引っ張り合いが始まる。体勢が崩れればひっくり返されるわけだが、負けそうなほうは自分でそろそろとしゃがみ込み、とうとう、翼をわずかに開いたままコロンと腹を見せて仰向けになる。

負けそうなほうは仰向けになってコロン(はせG77/PIXTA)

これでほぼ勝敗は決したわけだが、勝ったほうは相手の翼を踏んでのしかかり、「ガッ!」と声を上げて突きかかろうとする……が、そこで止まる。

だが、敗者が抜け出そうと身動きすると、再び「ガッ!」と声を上げて突きかかろうとする。

どうやら、仰向けで動かない相手を攻撃できない、といった本能的な歯止めか何かがあるようだ。相手が身動きすると制約が外れて威嚇できるのだろう。

この後、いったいどうやって決着するのか? 勝者の頭が冷えるまでこの状態か? と思って見ていたら、実態はもっとヒドかった。

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