「完売」とのことだが、せっかくなので中に入ってみた。門をくぐれば石畳と手入れされた芝生、サルスベリの花。高級料亭のような雰囲気だ。公式サイトの主張の強さと、和の趣ある店舗のギャップがなんだか強く印象に残る。
売り場はすっからかん。筆者は、唯一残っていた「熱風煎りコーヒー豆300g(挽き売り)」を購入。購入の際に会員カードを勧められたので作成してみた。
「折角来てくださったのにごめんなさいね。明日また入荷します。本当にすごい人でね。午前中にシフトに入っていた従業員から、出勤したらもう行列ができていたと聞いてびっくりしました」
桃色の作務衣を着た女性スタッフが話してくれた。気持ちのいい接客だった。
店を出ると、おかきを求めて車が次々に入ってくる。「播磨屋に何があるかわからないけど話題になっているから来てみた」という女性もいた。男性スタッフが丁重に謝罪していた。
「まるで人気商品のセール会場」のような熱気
続いて翌日9月20日、今度は本社のある生野本店へ行ってみることにした。山間にあり、ちょっとしたお出かけ気分だ。
開店30分前の9時半に着くと、すでに30人ほどが並んでいる。列に並ぶ人はその後も増え続けて、駐車場はあっという間に満車に。国道には入店を待つ車が並び、姫路や神戸だけでなく、名古屋、横浜、大分ナンバーまで見えた。シルバーウィークだからというのもあるだろう、熱気がすさまじい。
10時の開店直後、売り場には「無選別エコノミーパック一家族3袋まで」「その他商品同一商品2点まで」と数量制限の案内。客は次々とカゴに商品を入れ、そのそばからスタッフが補充していく。普段のおかき屋というより、まるで人気商品のセール会場のような熱気だった。


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