豊島岡では、大学受験を「受験生個人の戦いではなく、団体戦であり最後の学年行事」だと考えている。生徒一人ひとりの学習が不足している部分を知り、補強していくために、中学1年生から業者の模擬試験を導入している。
高校2年生の文化祭が終了した3学期からは、放課後に「実力養成講座」を開催する。その目標としては、高校2年次は基礎学力の拡充・定着、高校3年次は受験に直結した実戦力をつけることだ。講座を担当するのは、もちろん豊島岡の教員だ。
高校3年生の2学期からは、志望大学別の英語のコース別の授業も始まる。例えば、東大コース、京大・東京科学大・私大医学部コース、難関国公立大コースに希望別に分かれる。毎週土曜の放課後には過去問演習も実施し、教員が答案を持ち帰って添削する。
「実際にまったく塾に通わずに、東大や医学部に現役合格している生徒もいます」
特定の教員に依存しない「チーム担当制」を導入
豊島岡では、科目ごとに「チーム担当制」を取っている。例えば、中学2年生の数学を一人の教員が受け持つことはなく、必ず二人以上の教員のチームで担当する。
「特定の教員に依存する形にしたくないんです。一人の教員がいなくなった途端、その学年の学力が落ちたり、進学実績が下がってしまってはよくありません。教員のスタンドプレーではなく、チームで足並みを揃えることを大事にしています」
このように、教員がチームで動くことを重視するのは、竹鼻氏が企業での勤務経験があることも影響している。


※ログイン後、コメント入力が可能です。