■がんになりやすい生活習慣など
1つ目の要因は、がんになりやすい生活習慣などがあるかどうかです。
がん治療でがんを取り除いても、原因が取り除かれていなければ、二次がんができるリスクとなります。当たり前のようですが、意外と見落とされやすい点です。具体的には以下のような原因が挙げられます。
●喫煙:肺、咽頭、喉頭、口腔、食道、膵臓、膀胱、腎盂・尿管、子宮頸部など
●飲酒:口腔、咽頭、喉頭、食道、肝臓、大腸、乳房など
●肥満・インスリン抵抗性:食道(腺がん)、胃(噴門部)、大腸、肝臓、胆嚢、膵臓、乳房(閉経後)、子宮体部、腎臓など
●慢性感染:胃(ヘリコバクター・ピロリ)、肝臓(B型・C型肝炎ウイルス)、子宮頸部、腟、外陰、肛門、中咽頭(ヒトパピローマウイルス)、胃・リンパ・上咽頭(EBウイルス)
禁煙や節酒、体重のコントロールが自身ができる予防です。必要に応じて禁煙外来、肥満外来などを利用し、リスクを減らす努力をしていきましょう。
「長生きすること」がリスクにも
■加齢
2つ目の要因は加齢です。がんは細胞分裂を重ねるうちにできた遺伝子の傷から生まれます。年齢はそれ自体が最強のリスク因子です。
1回目のがんから10年、20年と生きるということは、その分だけ年齢を重ねるということでもあります。50歳で乳がんを経験された方が70歳になれば、70歳の日本人としての大腸がんリスク、胃がんリスクを普通に負うことになります。
つまり2回目のがんの一定部分は、「サバイバーだから」ではなく「歳を重ねたから」起きているのです。これは決して悲観的な話ではありません。一般の方と同じがん検診を、同じように受け続ければよい、という実践的な結論につながるからです。
■遺伝的素因
3つ目の要因は遺伝的素因です。若くしてがんになった方、複数の臓器にがんが出た方、血縁者にがんが多い方では、生まれつきの遺伝子の違いが背景にあることがあります。


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