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「TBSが隠蔽した」「打ち切ったほうがいい」の声も…『VIVANT』福澤監督"骨折パワハラ"報道の裏にある、思考停止の危うさ

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VIVANT
10月4日からいよいよ後半戦に入る『VIVANT』だが、パワハラ報道に揺れている(画像:日曜劇場『VIVANT』公式インスタグラム @tbs_vivantより)
  • 木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者
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ここで思い出されるのは、日本テレビがコンプライアンス違反で国分太一さんを番組降板させ、詳細は公開しないことで被害者を守ったこと。TBSも多くの作品を支えてきた助監督であり、被害者であるA氏をメディア記事やSNSのコメントから守ろうとしているのか。それとも福澤監督を守ろうとしてA氏を後回しにしているのか。

現状は「隠蔽」とは言い切れない一方で、「対応や処分には問題があるかもしれない」という段階に見えます。

慶応義塾大学時代はラグビー選手として活躍した福澤監督。190㎝あるという巨体は、『VIVANT』のドラム役で、元大相撲力士の俳優・富栄ドラムさんと並んでも迫力がある(画像:日曜劇場『VIVANT』公式インスタグラム @tbs_vivantより)

TBSは今すぐ記者会見を開くべき?

「会見を開いて詳細を語るべき」という3つ目の論点について。

そもそも記者会見の主な目的は、「伝えたいことがある」と「ダメージコントロール」の2つ。また、テレビ局ではスポンサーと視聴者からの要求が強いときに開くべきものとされています。

現時点でTBSが会見を開いてまで伝えたいことはないでしょう。もし多少あるとしても文書で伝えるか、個別の取材対応で済ませられるという段階に見えます。

TBSが謝罪するとしたら、仕事中に負傷させてしまったA氏個人であり、さらに言うとしたらスポンサーであり、世間の人々ではないでしょう。さらに、会見を求めているのは一部の人々のみという印象の現時点では、世間の人々への説明責任もあまりないように見えます。

「同じ質問を延々と繰り返す」「わざと怒らせるような言動を行う」「質問ではなく持論を長々と語る」「何時間かかってもすべての質問を受けなければ批判される」などの問題視されている記者の言動が改善されないことも、企業ができるだけ会見を開かない理由の1つでしょう。

会見を開かない代わりに「即断即決で改善策を示し、すぐに実行することでダメージを最小限にとどめる」という企業もありますが、今回のTBSもまだそのような対応が許容されるレベルに見えます。

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