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【検証・防衛記者クラブ(前編)】国民の知る権利を空洞化させる―防衛省で露呈した権力監視の放棄と当局癒着の実態

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記者クラブ、とくに専門性を必要とされる防衛省の記者クラブの実態は(写真:Graphs/PIXTA)
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そして多くの記者は質問もせず、質問のやり取りをカタカタとパソコンで打ち込んでいるだけであり、それをデスクに届けるだけ。だったら雁首そろえて会見に出る必要はなく、最近なら録音から文字起こしをAIにやらせればいい。

衆議院議員の河野太郎氏が防衛相(19~20年)だったときは、会見後に囲み取材があった。記者クラブの記者はホームページにログが残る会見では当たり障りのない質問をし、オフレコの囲みで取材をする。この「囲み」はいわゆる国内の大手メディアのみで、筆者のような外国メディアに所属する記者は排除されていた。

ログが残る会見では、防衛省が困るような質問をせずに恩を売ることができる。記者クラブが率先して会見の形骸化を行ってきたのだ。そんな記者たちが、高市首相を批判できるはずもない。

そこで、「これは会見の形骸化ではないか」と筆者が質問したところ、その後囲み取材はなくなった。

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