さらに出店戦略でも、大きく方向転換している。その象徴的な事例が、9月7日に発表した事業買収だ。
リリースによると、しまむらは大手食品スーパーのサミットが運営する衣料品事業「コルモピア」を譲り受けることで合意。27年1月から3月にかけて段階的に、東京23区などにある21店舗を取得し、順次、しまむらの店舗に業態転換していく。買収金額は明らかにしていないが、業績への影響は軽微だという。
しまむらにとって、本格的なM&Aはこれが初めてとなる。07年には、関東を中心に100店舗以上(当時)を展開していたカジュアル衣料チェーン「パシオス」の運営会社である田原屋に出資したが、子会社化までには至らず、17年に株式の一部を手放している。
子会社化を断念した背景には、しまむら独自のビジネスモデルが関係していた。「商品の流れや店舗のオペレーションをコントロールしきれなかった」。会社関係者の1人は当時をそう振り返る。
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