しかし、AIによる実年齢の推定能力は、すでに人間を凌駕している。ただ、AIが推定した年齢と寿命との相関を示す研究はまだないようだ。
ひょっとしたら、寿命との関係では、人間が見てどれくらい老けてるかの判断のほうがAIよりも優れてたらおもろいのになぁ。
DNAメチル化時計の話を前々回に書いたが、ほかにも加齢あるいは老化を測定する方法がいくつも開発されつつある。
次回に紹介するつもりだが、遺伝子発現やタンパク質の量を網羅的に調べるトランスクリプトームやプロテオームという高度に先進的な方法があって、かなり正確に年齢を判定できる。
それに対して、人間による見かけ年齢推定というのは、いかにもプリミティブなやり方であるところが面白い。
臓器の組織像にも加齢や老化が刻まれている
もうひとつ、え~っ、そんなことできるんか、という方法がごく最近に報告された。いろいろな臓器の組織を顕微鏡で調べるというやり方である。
これには正直驚いた。トランスクリプトームやプロテオームが老化を反映するというのは、ある程度想定の範囲内だった。
しかし、いわば、顔と同じように、単なる見かけにすぎない組織像に加齢や老化が刻まれているとは思いもよらなかったし、これまでそんな研究もおこなわれていなかった。まぁ、そんな必要性がなかったといえばそれまでなのだが、AIがそれを可能にしたのである。


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