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キャリア・教育

発達障害のある学生「10年で約4倍増」…大学で露呈する深刻なSOS、筑波大学の"駆け込み寺"で行っている支援の中身

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頭を抱える悩む学生
(写真:kapinon / PIXTA)
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3層目の支援は、合理的配慮(教育環境・調整)の提供だ。授業や試験を受けるうえで何らかの障壁がある場合、BHEが本人のニーズや意思を確認したうえで、学生が所属する学類学科と調整を行う。また、学習や休憩ができる完全予約制のASルーム(アクセシブルスタディールーム)の利用も可能だ。

個々の学生の発達特性や修学上の困難感の程度、学生自身の支援に対する意志や意向などのアセスメントに基づく修学支援を提供する(画像:筑波大学ヒューマンエンパワーメント推進局ホームページより)

カギは全学生が受けられるアセスメント体制

筑波大学 BHE助教で学生の支援を担当する長山慎太郎氏はこう話す。

「発達障害の特性は人それぞれですし、障害の有無に関係なく、すべての学生さんに対するフォローはあるべきです。ただ、発達障害のある方にはその人に合わせた合理的配慮や支援が必要なので、より個別な支援は必要だと考えています」

こうした支援の入り口の1つになるのがアセスメントだ。学生から希望があった場合に、臨床心理士の資格を持つアセッサーが心理・知能検査を実施する。年間200件近い申し込みがあるが、アセスメントを受けたすべての学生が障害学生としての支援を必要とするわけではないというという。

筑波大学 人間系 特任助教でBHEの業務推進マネージャーを務める末吉彩香氏はその理由をこう説明する。

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