2010年3月14日からアブダビで国際原子力機関(IAEA)の会議が開かれた。当時、中東に限らず世界的に原子力の拡大が見込まれていたが、これを支える人材の不足が深刻な問題となっていた。その人材育成をテーマに据えた会議だ。
その1週間後にはヨルダンで「中東原子力サミット2010」が開かれている。中東は新たに原子力を始める地域であるため、安全性と核不拡散を担保するための法整備や、中東特有の海水淡水化と電力供給の双方に効果的なシステムの開発などが議論された。
同年6月には、「発電と海水淡水化のための原子力に関する第1回アラブ会議」が中東に近い北アフリカのチュニジアで、さらに9月にはエジプトのカイロで「中東・北アフリカにおける原子力会議」が開かれている。
そこではアブダビやヨルダンと共通するテーマに加え、石油価格の高騰への対応としての原子力のあり方も主要な議題とされた。さらに12月には「原子力の平和利用に関するアラブ会議」がイラクで開催されている。立て続けに、という印象だ。
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