ミャンマーの生徒が、日本語で日記を書く理由
「おはようございます」
二人の若い男性は大きな声で挨拶してからお辞儀をした。受付の女性が「おはようございます」とお辞儀で答えると、二人は登校時間を記入した。1分でも過ぎれば遅刻だ。生徒たちは先生と一緒に朝の掃除に取り掛かり、教室の長机を用意する──。
これはミャンマー最大の商業都市・ヤンゴンにあるAsian Unity Japan Technical Intern Training Centre (エイジアン・ユニティ日本技能実習生トレーニングセンター:以下エイジアン・ユニティ)ミャンマー校で毎朝、繰り広げられている光景だ。
「生徒には、『ここは日本だと思ってください』と伝えています」
そう笑顔で話すのは、校長を務める寺本由美子氏だ。2016年に設立されたエイジアン・ユニティは、日本で特定技能1号や技能実習生で働くことを希望するミャンマーの人を対象に、日本語教育と専門分野教育を行う教育機関だ。
寺本氏が校内を案内してくれた。教室の隣には、介護ベッドと高齢者の人形、手すり付きのトイレ、お風呂などが設置されている。
「これらを使って、高齢者の方のおむつ替えや車椅子の方のトイレ介助の実習を行っています。また、ミャンマーでは沐浴(湯を身体にかけて洗うスタイル)が一般的なので、日本の介護現場の入浴の介助を実際のお風呂を使って学びます」


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