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「最近では、繁華街で増加したネズミが周辺の住宅街へと生息範囲を広げています」ーー。東京都中野区が2026年8月に更新した公式サイトには、そんな注意書きが掲げられている。
23年には、大量のネズミがゴミをあさる動画がSNSで拡散した歌舞伎町で、新宿区が一斉駆除に乗り出す事態にもなった。
東京都保健医療局によると、都内の区市町村や保健所に寄せられたネズミの相談は、21年度の5954件から、23年度には7726件へ。わずか2年で約3割増え、24年度も7714件と高止まりしている。
しかも、ネズミの相談は秋に増える傾向にある。24年度は8月の482件から増え始め、10月には年間最多の1009件に達した。
歌舞伎町の路地裏で、数秒のうちに「2匹のネズミ」と遭遇
「東京のネズミは増えている」——そう感じている人は多いだろう。ところが、ネズミを研究する東京大学の研究者に尋ねると、意外な答えが返ってきた。
「相談件数は増えていますが、ネズミの生息数などの実態を反映しているかは、『神のみぞ知る』というところです」
“ネズミ博士”の話の前に、まずは街での実態を紹介したい。


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