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中国で「はま寿司」が約50店→200店超に急拡大!コスパ路線でスシローとすみ分け、火鍋や炙りブリュレで女性客つかむ

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中国では「はま寿司」も人気。実際に2つの店舗へ行ってみると…(写真:筆者撮影)
  • 浦上 早苗 経済ジャーナリスト、法政大学MBA兼任教員(コミュニケーションマネジメント)
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そして、同じ日本の回転寿司でも、スシローとはま寿司はポジショニングが異なる。

筆者が価格を気にせず好きなものを注文したところ、はま寿司の会計は1人のときが63元、2人で訪れたときも合計140元ほどだった。一方、スシローでは1人で約90元だった。

はま寿司は8元、10元といった低価格の寿司が多く、ドリンクやデザートも値ごろ感がある。

こってり系のネタが豊富(写真:筆者撮影)

中国メディアが引用する飲食データベース「窄門餐眼」でも、客単価ははま寿司86.78元に対し、スシロー119.98元と差がある。長い待ち時間も含めて「わざわざ食べに行く」感の強いスシローに対し、はま寿司はコスパの高さを前面に出した、普段使いの店舗と位置づけられている。

ゼンショーでも「主役交代」

はま寿司の中国での急拡大は、ゼンショーのポートフォリオにも変化をもたらしている。

そもそもゼンショーが中国で長年育ててきた主力ブランドは、はま寿司ではなくすき家だった。

ゼンショーの公式サイトによると、すき家は2008年に上海に中国1号店を出店し、2024年3月末には中国で約440店を展開していた。しかし2025年3月末には約390店に減少している。

一方、はま寿司は同じ期間に約50店から約90店へ増え、その後も右肩上がりで店舗を増やしている。

中国事業の拡大で、はま寿司の店舗の海外比率も高まっている。2024年3月末には、はま寿司667店のうち海外は62店で、比率は1割弱だった。それが2026年3月末には862店中198店と23%まで上昇。このうち186店を中国本土が占める。現在の中国での出店ペースが続けば、今期末には海外店舗が全体の3割前後を占める可能性もある。

(写真:筆者撮影)

ゼンショーの2026年3月期のセグメント別売上高は、国内外を合わせた「グローバルはま寿司」が3203億円、「グローバルすき家」が3145億円となり、初めてはま寿司がすき家を逆転した。

ゼンショーははま寿司の海外展開について、「中国をはじめとする海外市場では日本食への関心が高く、手頃な価格で楽しめる日本食レストランへの需要も大きいと認識しています。こうしたお客様のニーズにお応えするため、出店を加速しています」と回答した。

日本にいると気づかないが、ゼンショーの海外出店の中核は回転寿司にシフトしており、ゼンショー=すき家というイメージも今後変わっていくかもしれない。

*記事中の値段やメニュー内容などは筆者訪問時の価格です

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