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ライフ #井手隊長のラーメン見聞録

「チェーン店で松屋が一番好き」 名ラーメン店・六厘舎が新ブランドで提供「鮭らーめん」意外と真面目な背景

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新施設「TOFROM YAESU」に出店する「参厘舎」の「朝ラーメン」を紹介(写真:筆者撮影)
  • 井手隊長 ラーメンライター/ミュージシャン
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「朝から食べられて、飽きずに、何度も食べたくなる朝ラーメンって何なんだろうと考えたんです」

「参厘舎」の鮭らーめん(写真:筆者撮影)

毎日食べられる「朝ラーメン」

そこで改めて目を向けたのが、日本の朝食だ。焼き鮭、納豆、玉子。どれも、特別な食材ではない。しかし、毎日食べても飽きない。

「朝食で愛されているものって、毎日食べても飽きないじゃないですか。なんとなく定着したように見えるけど、そこにはちゃんと理由があるんですよ」

この発想が参厘舎の朝ラーメンにつながった。

「鮭もそうだし、納豆もそう。玉子も毎日食べられる。それをラーメンと合わせたらどうなんだろうって。毎日食べられる朝食を、ラーメンにしてもいいんじゃないかと思ったんです」

ここには、単に「朝からラーメンを食べてもらおう」という発想以上のものがある。三田さんが考えているのは、ラーメンそのものを朝食の選択肢にすることだ。

「ご飯もいいけど、麺もいいねっていうところを提案したい。そば屋には朝からあんなに人がいるのに、ラーメン屋はあまりやっていない。だったらうちがやってやろうと」

参厘舎がやろうとしているのは、朝から食べられるラーメンではなく、「朝に食べるものとしてラーメンを定着させる」ことなのだ。

「参厘舎」ののれん(写真:筆者撮影)

そして、参厘舎の朝ラーメンを語るうえで欠かせないのが「松屋」だ。三田さんは、チェーン店の中で「一番好きなのは松屋」と言うほどの松屋好きだ。上京して最初に働いたアルバイト先も松屋だった。

「週6でアルバイトに入っていて、休みの日まで松屋に食べに行っていたくらい好きだった。1日3回食べられるじゃないですか。朝、昼、晩で違うメニューを食べられる」

その思いは、現在の会社「松富士食品」の名前にも込められている。

「日本一のつけ麺屋を作って、松屋みたいな会社を作る。それで会社の名前に『松』を入れたんです」

そして現在、松富士食品は松屋グループの傘下に入っている。この関係は、単なる企業同士の取引という言葉では片付けられない。三田さんは10年以上前から松屋の経営陣と交流があり、「松屋のような会社を作りたい」と語り続けてきた。

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