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"睡眠時間を削る人"が知らない「認知症のリスク」…眠っている間に「脳が丸洗い」されているという事実【現役医師が解説】

6分で読める
眠るシニア女性
睡眠中には「体内の完全なリニューアル作業」が行われているといいます(写真:siro46/PIXTA)
  • 前島 圭佑 リウマチ専門医、医学博士
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逆に言えば、睡眠不足はインスリンの効きを悪くし、血糖値が高い状態を長引かせ、体のコゲつきを加速させてしまいます。

こうした夜の作業を経て、あなたの体は「昨日よりも少しだけ整った状態」で朝を迎えることができます。

体を修復モードへシフトする「イメージ入眠法」

本記事の最後に、体を修復モードへシフトする特別な入眠法についてお伝えしましょう。

布団の中で目を閉じ、ゆっくりと深く呼吸しながら、あなたの体の「内側」に意識を向けてみてください。

今夜これから始まる修復作業を、一つずつイメージしていきます。

[体内イメージ]
まず、脳のクリーニング。脳細胞がほんの少しずつ縮み、その隙間に透明な脳脊髄液がゆっくりと流れ込み始める。一日かけて脳に溜まったタンパク質のゴミが、静かな波に洗われて少しずつ流されていく。頭の中の濁りが、一息ごとに薄れていく。
次に、全身の修復。脳の奥から「修復開始」の指令が全身に送られる。日中に食事で取り入れたタンパク質やビタミン・ミネラルを材料に、今日一日で微細な傷を負った筋肉や皮膚の細胞が少しずつ修復されていきます。
やがて、メラトニンの巡回が始まる。夜間専門の修理工が懐中電灯を手に、細胞を一つひとつ訪ねて回る。日中に受けたサビを見つけては丁寧に磨き落としていく。
最後に、興奮気味だった免疫チームの兵士たちが、ようやく武器を下ろし、静かに持ち場に戻っていく。体内のボヤ(慢性炎症)が一つ、また一つ鎮火していく。
『わかっているのに、なぜ体にいいことが続かないのか』(かんき出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

この体内イメージは、完璧に思い描く必要はありません。ぼんやりと「今、体の中で修復が始まっているんだな」と感じるだけで十分です。

大切なのは、意識の焦点を「明日の心配」や「今日の後悔」から、「今この瞬間の体の内側」へとそっと移すこと。それだけで脳は戦闘モードから修復モードへと自然に切り替わっていきます。

夜は意識を自分の体の内側に向けて、脳を修復モードに導く。

この習慣が、日々の不調をリセットし、健康な体を作ってくれるでしょう。

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