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ライフ #小さく暮らす

「働く犬はかわいそう」との声もあるけど⋯スキルス性胃がんで闘病中の還暦夫を支える6歳介助犬が「きっと幸せ」な理由

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こうちゃんが暮らしに加わり、夫が少しずつ外に出るようになりました(写真:筆者撮影)

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ロスジェネ世代で職歴ほぼなし。29歳で交通事故にあい、晩婚した夫はスキルス性胃がん(ステージ4)で闘病中。でも、私の人生はこんなにも楽しい。なぜなら、小さく暮らすコツを知っているから。
先が見えない時代でも、毎日を機嫌よく、好きなものにだけ囲まれたコンパクトライフを送る大木奈ハル子さんの徒然日記です。

前編では、余命半年と宣告された夫が、なぜ介助犬を迎えることになったのか、こうちゃんとの出会いまでを紹介しました。ここから、こうちゃんとの訓練を経て、正式に介助犬ユーザーになるまでの道のりと、こうちゃんがわが家の暮らしにもたらした変化を振り返ります。

介助犬になる前に、家族になる

こうちゃんはスキンシップが大好き。目が合うとひっくりかえってお腹を見せて「撫でて〜〜」と甘えてくれます(写真:筆者撮影)

夫の心はすっかり折れ、「こうちゃんの短い犬生の1年間を奪ってしまって申し訳ない。自分ではなく、別の人がパートナーになる方がこうちゃんのためなのではないか?」としょげかえっています。

体調不良も続き、もう無理……という諦めムードが流れるなか、「まずは絆づくりから」ということで、2025年1月に、こうちゃんがわが家にやってきました。

ボランティアとして、日本聴導犬協会の犬を10匹以上お預かりしていた私たち。協会の育犬方針も、犬との暮らしのルールも心得ています。だからこそ、「ユーザーになる前に、預かり犬として一緒に暮らす」という、ありがたい提案をしてもらえたのです。

体調が悪い日も、こうちゃんが隣で添い寝してくれます(写真:筆者撮影)
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