前編では、余命半年と宣告された夫が、なぜ介助犬を迎えることになったのか、こうちゃんとの出会いまでを紹介しました。ここから、こうちゃんとの訓練を経て、正式に介助犬ユーザーになるまでの道のりと、こうちゃんがわが家の暮らしにもたらした変化を振り返ります。
介助犬になる前に、家族になる
夫の心はすっかり折れ、「こうちゃんの短い犬生の1年間を奪ってしまって申し訳ない。自分ではなく、別の人がパートナーになる方がこうちゃんのためなのではないか?」としょげかえっています。
体調不良も続き、もう無理……という諦めムードが流れるなか、「まずは絆づくりから」ということで、2025年1月に、こうちゃんがわが家にやってきました。
ボランティアとして、日本聴導犬協会の犬を10匹以上お預かりしていた私たち。協会の育犬方針も、犬との暮らしのルールも心得ています。だからこそ、「ユーザーになる前に、預かり犬として一緒に暮らす」という、ありがたい提案をしてもらえたのです。


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