この頃から、夫の体調は徐々に上向きになりました。2024年秋に抗がん剤を変更したことが一番の理由だとは思うのですが、こうちゃんが暮らしに加わったことも、夫の気持ちを前向きにしてくれたのではないかと思っています。
「がんが消えた!」なんて奇跡は起こりませんでしたが、体調が悪い日は、こうちゃんが添い寝してくれますし、比較的体調が良い日には、こうちゃんが散歩に連れ出してくれます。
入退院を繰り返していた頃は、家からほとんど出なかった夫が、少しずつ外に出るようになりました。散歩の距離も伸びていき、体力も少しずつ戻ってきました。
介助犬ってどんな仕事をするの?
介助犬の仕事と聞くと、特別なことをする犬を想像するかもしれませんが、こうちゃんがしてくれるのは、毎日の暮らしの中の「ちょっと困った」を助けてくれることです。
たとえば、床に落としたものを拾って、手元まで持ってきてくれます。スマートフォンはもちろん、500mlのペットボトルも、絶妙な力加減でくわえて運んできます。脱衣の介助も得意です。
特に靴下を脱がせるのは、もはや名人技。足の肉を噛まないように、靴下のかかと部分の生地だけを慎重にくわえ、上手に引っぱって脱がせてくれます。
介助犬の仕事内容は、実は決まったものではありません。ユーザーの障害の状態や、暮らしている環境、日常生活で困っていることに合わせて、一頭一頭オーダーメイドで決まります。新聞を運んだり、冷蔵庫を開けたりする介助犬もいるそうです。


※ログイン後、コメント入力が可能です。