今の新車に搭載されるパワーユニットを見ると、ハイブリッド(HEV)が圧倒的に多い。純粋なガソリンエンジンを用意しない車種も増えた。
トヨタが2022年から2025年にかけて発売した「クラウン」シリーズ(クロスオーバー/スポーツ/エステート/セダン)は、ハイブリッドと充電可能なプラグインハイブリッド(PHEV)が中心だ(クラウンセダンは燃料電池車も設定)。
2025年12月にフルモデルチェンジした「RAV4」も、ハイブリッドとプラグインハイブリッドのみで、いずれもガソリン車は用意されない。
「カローラ」シリーズ(セダン/ツーリング/スポーツ/クロス)は、発売当初こそガソリン車も選べたが、今は廃止されてハイブリッドのみとなっている。
ハイブリッドとガソリンエンジンの両方を選べる車種も、販売比率はハイブリッド比のほうが高い。例えば「ハリアー」は、ハイブリッドが70%前後を占める。
日産もハイブリッドの「e-POWER」を充実させた。売れ筋車種の「ノート」「オーラ」「エクストレイル」、新型車の「キックス」や「エルグランド」は、全車がe-POWERのみでガソリン車は選べない。日産は電気自動車(EV)の「リーフ」「アリア」「サクラ」にも力を入れる。
国内販売のうち約45%がハイブリッドに
ホンダは「フィット」「フリード」「ヴェゼル」などに、ハイブリッドの「e:HEV」とガソリンエンジンの両方を用意する。
選択肢は広いが、フィットは2026年7月のマイナーチェンジで、ガソリンエンジン車を標準ボディに限定した。スポーティな「RS」やSUV風の「クロスター」はガソリン車が廃止され、e:HEV専用のグレードになった。
このように今は、ハイブリッド搭載車が大幅に増えた。2026年上半期(1~6月)に国内で新車販売された乗用車の内、約45%がハイブリッド(マイルドハイブリッドを含む)であった。
ここまでハイブリッドが高い人気を得た背景には、複数の理由がある。まずは燃費性能が優れていること。


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