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スズキが軽乗用EV「e SKY(イースカイ)」を2026年秋に発表予定だ。どんなクルマか大いに気になるところだが、ひと足先にメディア向けにプロトタイプのテストドライブの機会が提供された。
開発コンセプトは明快で、スズキならではの独自路線が貫かれている。バッテリー駆動ゆえよく走るし、走行距離も長いとされるのは、今のEV市場でライバルに対しての競争力を有している。一方でBYD「RACCO(ラッコ)」とはビジネスの立脚点が異なる。そこが興味深いプロダクトだ。
「”Easy to Switch”を開発コンセプトに、ガソリン車から違和感なくEVへ乗り換えていただけることを目指し、通勤や通学、買い物、送迎など、軽自動車が担う日常使いにちょうどよい実用性」と、スズキでは、e SKYのコンセプトを説明している。
BYD「RACCO」とは対照的、スズキらしいシンプルさで勝負
見どころは、クルマ自体の企画だ。前述したスズキのプレスリリース内で説明されているとおり、実にシンプル。これもできる、あれもできる、などと機能を盛り込んでいない。
先行して7月に発売されたBYD「RACCO」と対照的な存在になっている。
ラッコは、全高1800mmもある、いわゆるトールワゴン。スライドドアなど各所の電動化をはじめ、後席シートにいくつもの機能を織り込むなど、1台で多様なニーズをカバーするタイプだ。
「スズキの軽乗用EVに対する考えは、EVである前に軽自動車であるということです」。テストドライブの会場で、スズキの開発者はそう語った。


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