リモートワーク、サードプレイス(カフェやコワーキング)、社内の別のフロアなど、働く場所そのものを自分の才能に合わせて変えてみましょう。
構築実行型(タイプB)の人は、邪魔の入らない集中ブースで作業の時間を長めにとる。表現発信型(タイプD)の人は、刺激の多い街なかのカフェで企画書を書く。タイプの違いは、心地よく感じる環境の違いでもあるのです。
人の調子には、時間帯ごとのクセがあります。朝型か夜型かには遺伝も関わりますが、それを知った上で「自分のタイプがいちばん力を出せる時間帯」に大事なタスクを当ててみましょう。
戦略統率型(タイプE)の人なら、頭がさえる朝の2時間を経営の判断や戦略づくりに。共感関係型(タイプC)の人なら、夕方の落ち着いた時間にメンバーとの1on1をまとめて入れる。時間の組み替えは、お金がまったくかからないのに効果の大きいクラフティングです。
同じ業務でも、「これは何のためにやっているのか」のとらえ方を変えると、エネルギーの出方が変わります。
分析探究型(タイプA)の人が「経費精算はただの事務作業」と思っていたものを「組織のお金のデータに最初に触れるポジション」と見直してみます。
共感関係型(タイプC)の人が「クレーム対応は嫌な仕事」だったものを「お客さまの気持ちを立て直すカウンセリングの場」と見直してみます。意味の組み替えは、心の中で行う環境づくりなのです。
今の持ち場で仕事を組み替えてみる
ルドルフらのメタ分析から分かるのは、ジョブクラフティングが「特別な才能を持った人だけのもの」ではないということです。3万5670名分のデータを見るかぎり、仕事を組み替えるという発想が、一部の恵まれた人だけのものではない、ということが分かります。
ですから、最初の一歩は、大きな設計変更ではなく、今の持ち場でも動かせることを1つ見つけることから始めてみましょう。



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