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「日本人も訪れない観光地」に外国人は惹かれない! インバウンド誘致を阻む地方のコンテンツ欠如と甘い認識

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(写真:Ryuji/PIXTA)
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東海道新幹線はインバウンドの利用が多いですが、その多くは東京、京都、新大阪で降ります。途中にそれ以外の駅はあっても、特別な理由がない限り、降りません。一時期は「ゴールデンルート」とも言われていましたが、残念ながらそれは勘違いです。

東北新幹線、上越新幹線、山形新幹線などは整備されていますが、東海道新幹線などと比べるとインバウンドや国内観光客の利用が多いとは言えません。

観光庁が発表している令和7年の「延宿泊者数」のデータでは、山形県は全体の0.72%、インバウンドの0.16%のみです。東北6県でも、全体の5.9%、インバウンドの1.6%程度で、宮城県が東北全体の誘致の4分の1、インバウンドの3分の1を占めています。

軽井沢と安中榛名の違い

もちろん、まず有力なコンテンツがあるうえに、新幹線が通っていれば、人は集まります。しかし、コンテンツがない中で、新幹線を通しても観光は成立しません。たとえば軽井沢には多くの観光客が訪れますが、東京から出発してその1つ手前の駅である安中榛名に降りる観光客は少ないのです。

日本は観光戦略において、インバウンドの地方宿泊数を30年まで1.3億泊に増やすことを目標に掲げていますが、はたして達成は可能でしょうか。

実は、インバウンドは日本人観光客がよく訪れるエリアを好んで訪れることがわかっています。逆に言えば、日本人があまり行かないところにはインバウンドも行きません。

延宿泊者数のデータを分析すると、日本人観光客が泊まる観光地とインバウンドが泊まる観光地に0.67というかなり強い相関関係があります。インバウンドは日本人以上に東京、京都、大阪に集中しているともいわれます。実際、日本人の延宿泊者数の20.1%はこの3カ所に泊まっていますが、インバウンドになるとその割合は57.7%にも跳ね上がります。

(グラフ:筆者作成)
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