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開業1年で不良債権比率が12%に急上昇、早くも揺らぐ「01銀行」の黒字化計画…「決算書不要」の融資はまたも失敗するのか

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01銀行の伊東眞幸社長
開業1年で早くも融資モデルの真価が問われている。前列中央が01銀行の伊東眞幸社長(編集部撮影)

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大阪を地盤とする池田泉州銀行の親会社である池田泉州ホールディングス(HD)が発表した2027年3月期の第1四半期決算は好調だった。日本銀行の利上げを追い風に、貸出金利息や有価証券利息配当金が拡大し、経常利益は前年同期比59.1%増の85.9億円、四半期純利益は同63.5%増の63.1億円と大幅な増益となった。

この数字だけを見ると、他の多くの地銀と同様に好調な滑り出しに見える。ところが、決算説明資料を細かく読むと、見過ごせない異変が起きていた。

01銀行の不良債権が急増

池田泉州HD傘下にあるもう1つの01(ゼロワン)銀行で、26年6月末の不良債権(開示債権)比率が12.07%まで悪化していたのだ。3月末は1.87%と低水準だったため、この3カ月間で急上昇したことになる。アパマン問題を背景に地銀で最も不良債権比率が高いスルガ銀行でも、同比率は6.02%。12%超は突出した水準といえる。

不良債権額を見ても3月末は1億円未満だったが、6月末には5.8億円まで膨らみ、そのうち5.6億円が最も回収可能性が低い区分の「破産更生債権及びこれらに準ずる債権」に分類されている。第1四半期で4.7億円の不良債権処理を実施し、単体の四半期純利益は7.9億円の赤字に陥った。

01銀行は25年7月に開業したデジタルバンク。全国の中小企業向けオンライン融資に特化している。

クラウドファンディングサイトを運営するMakuake(マクアケ)をはじめ、SaaS事業者らと提携し、決算書などの財務データを用いることなく、口座の入出金データやSaaSの利用データを基に信用力を分析する手法(トランザクション・レンディング)が特徴だ。融資期間は最長13カ月、金利は1.5~14%で、1000万円を上限に無担保での借り入れが可能だ。

その01銀行でいったい何が起きているのか。

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