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「入場無料」ナゾの昭和レトロ施設、大人まで夢中になる《意外な中身》熱海駅5分、海と逆方向の急な坂を登って50人行列が…

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熱海駅の裏手にある『展望レトロ喫茶 桃山館』(写真:筆者撮影)
  • 谷口 素子 取材ライター・コラムニスト
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1階にはゲームコーナーがあり、2階は喫茶。この喫茶は、駐車場の案内をしていたマスターが学生時代に通っていた店を、そのまま再現したものだという。

一言で「昭和レトロ」といっても、昭和は64年まである。どの時期を切り取るかで雰囲気はガラリと変わる。『展望レトロ喫茶 桃山館』(以下、桃山館)が再現するのは昭和初期というよりは、昭和後半~平成。映画『ALWAYS 三丁目の夕日』のようなノスタルジーを求める人には、少し刺さりづらいかもしれない。そのぶん、その時代を生きた50〜60代と、親の世代を通じてそれを知るZ世代に、ぴたりとハマる。

昭和の看板。デザインがかわいい(写真:筆者撮影)

人気No.1「熱海トルコライス」にエビフライが“ドーンと2本

1階のゲームコーナーに立ち寄りたい気持ちをグッとおさえ、まずは2階の喫茶「桃山館」で順番待ちをすることに。32席の座席は、オープンと同時に埋まってしまうこともよくあるという。

ナウなヤングにバカウケというコピーに惹かれて2階へ(写真:筆者撮影)
内装はすべてマスターのこだわりで統一されている(写真:筆者撮影)

満員ならあきらめる? いや、それは早計だ。タブレットのウェイティングリストに名前を入力すると、館内のどこにいても順番がきたら教えてくれる。だから並んで待つ必要はない。この一見なにげない仕組みが、実は経営を支える肝になっている――のだが、その話は後編に譲ろう。

喫茶の人気No.1メニューは、熱海トルコライス。メインはエビフライ、唐揚げ、ハンバーグ、とんかつから選べ、サイズも小盛(1380円)、普通(1780円)、大盛(2280円)がある。筆者はふつう盛りのエビフライをオーダーした。

はい、と渡されてビジュアルに驚く。真ん中にエビフライがドーンと2つ! これはわんぱくすぎるのではないか。

プレートにはピラフ、ナポリタンの目玉焼きのせ、千切りキャベツもたっぷり。筆者の大好物がギューギューに寄り添っている。

「幸せすぎる光景だ」と思わず声が出た。

ナウなヤングのお腹も満足のボリューム! クリームソーダ ブルーハワイ700円、熱海エビフライトルコライス普通盛1780円(写真:筆者撮影)
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