INDEX
若者カルチャーの街・下北沢。その歴史を遡ると、1970年代から小規模な芝居小屋やライブハウスが集まる演劇やインディーズ音楽の街として栄えた。かつての雑然とした駅前や、そこから伸びる路地には、アンダーグラウンド感が漂う混沌とした空気があり、それがこの地のおもしろさだった。
同時に古着屋の街としても大きくなった。1970年代前後の若者文化流入期を経て、1990年代のアメカジヴィンテージブームの頃から2000年代初頭にかけて古着屋が一気に集まり、いまや街中はどこを歩いても古着屋が目に入る。日本屈指の古着屋の街になっている。
一方、再開発も進む。駅東口はすぐ目の前の一等地のほか、工事中の囲いがいくつもある。19年の小田急線の地下化による線路跡地の再開発とともに、洗練された都会の街といった趣きのおしゃれなエリアが増えている。
また、近年は、15年続く『下北沢カレーフェスティバル』から、さまざまなスタイルのカレー店が集まるカレー激戦区となっているほか、下北沢を舞台にする漫画&アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』に登場する聖地が数多くあり、ファンが巡礼する。
そんな街を、下北線路街 空き地で不定期に開催される下北沢フリーマーケットに合わせて訪れ、ゆっくりと歩いてきた。
駅のすぐ東側は昭和から続くインディーズ音楽の聖地
小田急・小田原線と京王・井の頭線の下北沢駅は、新宿と渋谷からいずれも5〜10分ほど。足を延ばしやすいエリアだろう。
下北沢駅に着いたら、隣り合う小田急線・東口と井の頭線・中央口の出口を出ると、古着屋がひしめく下北沢一番街商店街がすぐ目の前。駅前にはロータリーがあり、すぐ左手は再開発の工事中。都会の街には珍しい青空が遠くまで見える広々とした開放感がある。


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